top of page

​「おじいさんに、また逢いたい」

全ての生き物は命の時計を持ってこの世に生まれ
年を重ねて錆びた時計の歯車たちは、死期が訪れたその時、
走馬灯の砂時計になる。
砂が落ち切った時、命が終わり、落ち切った砂は輪廻のパスポートになる。
輪廻のパスポートを持ってあの世へ渡る。
成仏する者、地獄へ落ちる者、修業を経て生まれ変わる者。
この物語は、修業を経て生まれ変わろうとする1匹のウサギの物語。
修行中は輪廻のパスポートは修理屋へ預けられる。
輪廻のパスポートは修理屋によって命の時計に生まれ変わり
修業を終えて生まれ変わる者へ返される。
 
命も願いも想いもカルマも 廻るよ廻る 輪廻廻廊
bottom of page